講師紹介

現役プログラマが直接指導

プロハイハイは現役のプログラマが直接丁寧に指導し、即戦力人材に求められる技術、考え方を教えます。少人数の1クラスを3人のプログラマが担当し、一人ひとり丁寧にサポートするので、初心者でも安心して学べます。

講師 マグネット株式会社 CTO(最高技術責任者)

草野翔

1992年生まれ。2009年、17歳で高校を中退し単身熊本から上京、株式会社ドワンゴに入社。ニコニコ動画プレイヤー開発等に携わる。2012年、クックパッド株式会社に入社。現在はマグネット株式会社においてCTOを務める。2016年よりバンタン プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクール講師およびN高等学校に入学予定。

プログラマになることで、あなたの選択肢を広げて欲しい。

プログラマになることは、プログラミングができるようになることだけではありません。何が作れるのかも大切ですが、何を作るのかを考えるのも大切です。世の中には意外と不便なことや困り事が転がっています。その時、おとなしく諦めて受け入れてしまうか、それとも、ちょっとわがままに立ち止まってその物事を見つめられるかが、いいプログラマとそうでないプログラマの分かれ目です。本授業では、そういった「ある意味でのわがままさ」を身につけてもらうことも、大切な授業の一環として扱っていきます。世の中に不便や困り事を、一緒にわがままになって、探してみましょう。

カリキュラムアドバイザー 株式会社ドワンゴ
ニコニコ事業統括本部 開発本部 技術コミュニケーション室 室長

清水俊博

東京工業大学卒業後、SI企業に就職しその後ドワンゴへ。技術コミュニティ「Node.js 日本ユーザグループ」を立ち上げ、初代代表就任。国際的なプログラミングコンテストで受賞するなど、精力的に活動中。

チーム開発の醍醐味を高いレベルで体験できるチャンスに。

中高生という年代はプログラミングを始めるには最適のタイミングです。プログラミングを身につけることで、自分の世界を広げることができます。もちろん独学も可能ですが、通学制ならではのチーム開発の醍醐味を味わうことや、現役プロ講師によるハイレベルで緻密なフォローアップは、この講座の受講生に唯一無二の価値をもたらすと確信しています。

業界からのメッセージ

将来のプログラミング業界を支える若い人材を養成するバンタン プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクールの誕生には、業界からも多くの応援メッセージが寄せられています。

プログラミング言語「Ruby」開発者まつもとゆきひろ

筑波大学卒業。株式会社ネットワーク応用通信研究所フェロー、Heroku Chief Architectなど、肩書多数。1993年からプログラミング言語「Ruby」を開発。「Ruby」はクックパッドやTwitterなど、世界中でサービス開発に使われている。島根県松江市の名誉市民。2012年、内閣府「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」に選出。

無限の可能性を引き出す者になってほしい

私は子どもの頃からコンピュータに興味があったので、高校では理数系を選択しましたが、実は数学が大の苦手(笑)。数式には興味があるけど、「電卓があるんだから」なんて思っちゃうんですよね。プログラマには数学が得意な方が多いと思われていそうですが、ソフトウェアを開発する際は「人が何をしてほしいか」を考えなければいけません。これは国語の「登場人物の考えは何か」なんて問題にも似ています。ですので、意外かもしれませんが文系も理系も等しくプログラマ向きではあるんです。私が「プログラミング言語はたくさんあるのだから、自分で作ってもいいはず」と考えたのも高校生の頃でした。当時は今のパソコンのように色んな機能がついていたわけではなく、自分で作り出す必要がありました。今のパソコンはできることの選択枝が増えましたが、それに頼っていると我々の可能性は制限されることもあります。だから、コンピュータには無限の可能性があってそれを引き出す、つまり自分がやりたいことをプログラミングできるということを知ってほしい。誰かが決めた選択肢から選ぶのではなく、プログラムを組んで自分の自由な発想を具現化する方が増えたら、きっと世の中はもっと良くなっていくでしょうからね。

株式会社ドワンゴ取締役・株式会社MAGES.代表取締役会長志倉千代丸

株式会社ドワンゴ取締役、株式会社MAGES.代表取締役会長として「シュタインズ・ゲート」などの科学アドベンチャーシリーズの企画・原作、作詞家、作曲家、音楽プロデューサーと多彩な顔を持つ。また、近年は「アフィリア魔法学院グループ」、「AKIHABARAバックステ↔ジpass」とアイドルプロデュースも務める

プログラマになることは「魔法使い」になること

現在、世界の共通言語は英語と言われていますが、実はもう一つあって、それはプログラミング言語なんです。これを身につけるということは、どんな願いさえも叶えられる「魔法使い」になるようなもの。なんかとてつもなく中二病的な言い回しになってしまいましたが、決してこれは大袈裟な話ではないんですよ。世界を見渡してみれば、社会のほとんどの機能がデジタルの管理下におかれていて、つまりは誰かがプログラミングしたもので世の中が動いていると言っても過言ではないのです。さらに、そんな魔法には、興味がある他のテーマとだって、結びついていく可能性が秘められています。私の仕事(半分趣味)で言えばゲームや音楽、アニメなども現在はほぼデジタル処理をする時代なので、プログラミング言語が理解できると仕事の幅も広がります。つまりプログラマという職種は、その後ありとあらゆる可能性と繋がっていくのです。少なくともエンターテイメントに近い職種であれば、プログラミングの知識は常に歓迎されます。コンテンツの理解が深く、さらにコンテンツの進化形を具体的に想像出来る人に、プログラマ出身の人は多いです。プログラミング技術を身に着けておくことは、間違いなく一生の財産となるでしょう。

将棋プログラム「Ponanza」開発者山本一成

プログラマ。東京大学大学院修了後、ヒーローズ株式会社に入社。コンピュータ将棋プログラム「Ponanza」を開発。2013年に将棋プログラムとして初めてプロ棋士相手に勝利。2015年11月、第3回電王トーナメントに優勝し、最強の将棋プログラムとして第1期電王戦に臨む。

プログラミング×「興味」が、世界を作り出す

プログラミングを早い段階で学べるということは本当にすごいですよね。私は独学だったので、もし通っていたらもっと早くプログラムを習得できたかな(笑)。私は大学に入ってから、なにかすごいことをやらなきゃと将棋プログラム「Ponanza」を作り始めましたが、大学ではプログラミングは教えてもらえませんでした。プログラミングの業界は発展が速すぎて、なかなか教わることが難しいんです。それこそ現場のプログラマが最先端の技術やスキルを持っているので、バンタン プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクールのように、現役のプログラマに教えてもらうのは一番いいでしょう。
様々な分野で情報化が進んでいる現在、この情報を扱うプログラマという職業の重要度は今後どんどん上がっていきます。そんな時、プログラミング以外にこんなことができるといったことや、興味があることを持っているというのはさらに良いでしょう。高校時代の一年間で即戦力のプログラマになれるというなら、それを探す時間もきっとありますよね。自分の場合はそれが将棋だったんですが、そういった新分野とプログラミングのスキルが組み合わさったとき、自分だけの世界を作り出すことだって可能なんですから。

ウルトラテクノロジスト集団 チームラボ代表猪子寿之

チームラボ代表。チームラボは、プログラマ・エンジニア、数学者、建築家、CGアニメーター、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、絵師など、スペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。近年は「共創」を学ぶ遊園地「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」を国内外で開催中。

プログラミングは、昔で言う「読み書きそろばん」

プログラミングは今、世界的に需要のあるスキルだから、教育によって身につけられるのだったらいいよね。昔なら「読み書きそろばん」ができないと社会に出たときに困るって言われていたけど、それが今ではプログラミングやグラフィックなどのスキルになっている。これを習得しているなら、今の大学生のように就活で困ることなく、もうちょっと好きなように社会に入っていけるんじゃないかな。一般教育で身につけられない「共同性」や「創造性」、自らで答えを生むような知性は「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」や、うちのアートを体感しに来てくれたらいいしね(笑)。
あと、プログラミングできるということは情報を扱うことに慣れているということだから、物事を構造化して捉えたり、情報を要素に分けて整理することも身につけられて、他の仕事にも応用できると思う。実際にチームラボの経理は元プログラマだし、ぼくの秘書も元SEだしね。また、チームラボにも高専を中退して入ってきた10代の子がいるんだけど、この子は今年のミラノ万博でイベントのコンテンツを作っている。だから、学歴や年齢とか関係なくスキルが高ければ超ウェルカムだし、むしろ順応も成長も早いんじゃないかな。